憧れていた水の都_イタリア ヴェネツィア



前回から引き続きのイタリアです。
アルベロベッロを出て、バーリ空港を飛び立ち
ヴェネツィアのマルコポーロ空港へ。
今のところ食事以外では、それほど言語に困っておらず
意外といけるなー、と思っていたこの旅行ですが
ココで痛い目をみるのでした…
イタリア編 第2弾、ヴェネツィア。
2011年10月12日〜。





昼過ぎにバーリ空港を出たので、ヴェネツィアには
夕方くらいに到着予定。
事前に調べた情報によると、その時間帯は夕焼けが綺麗で
空港から船で本当に向かうと素晴らしいとあったので
早速空港の案内所のようなところで聞いてみることに。
もちろん片言の中学英語レベルなので
「I want to ride a ship.」とか何とか、
そんな感じで聞いた気がしますが、全く通じず。
首を傾げながら返答してくれた女性の言葉が
全く分からず、意思疎通不能の状態に。
「こいつはしょうがねーなー…」みたいな苦い顔で
女性二人が顔を見合わせながら、こっちは気まずい顔。
結局「あっち行ったらあるから」的な案内を受けて
何とか乗り切ったか…と行ってみると、そこはバス乗り場。
時間もないし心も折れたし、そのままバスに乗り込んで
美しい夕焼けをみることなく、本当に渡ったのでした…


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前回に続き、再び前置きが長くなりましたが
ヴェネツィア本島にやっと到着。
バス乗り場からホテルまでの道がよく分からなくて
しばらく同じところをぐるぐる回ったり、
ホテルの受付で、「ヴァウチャー」出せよ!と言われるも
「ヴァウチャー」ってなんだよ…と戸惑いながら怒鳴られたり、
ようやく部屋に入ってスーツケースを見ると
なにやらジップが無理矢理開けられていて、中身を確認すると
お土産に買っていた瓶入り岩塩が半分くらい無くなっていたり、
(おそらく空港の荷物チェックでやられたと思われる)
ようやく海外旅行の洗礼を本気で受けたりしましたが
なんとか落ち着くことができ、暗くなったヴェネツィアに街に飛び出し
散策と晩ご飯を食べることにしました。

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さすがに日本とは違い、夜の街はとても暗い。
夜でも観光客がわんさか歩いているので大丈夫でしたが
ちょっとした暗がりに掛かると、ジプシーと思しき人が
物乞いをしていたり、不安を感じる場面がちらほらとありました。
それでも水の都はそのような不安を吹き飛ばすくらい
感動的な風景を見せてくれます。

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晩ご飯は今回も、何も調べていなかったので飛び込み。
このお店はさすがに調べようとしても思い出せず。
川に面したお店だったと思うけれど…
パスタやらカルパッチョやらを注文して、
おいしい晩ご飯を食べることができました。

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朝が来ました。
イタリアでは朝食をたくさん食べることがないようで
簡素だ、という事前情報はありましたが
宿泊したホテルでもそれを感じました。
朝食バイキング?はこれだけ。
しかも階段下の踊り場的なところが会場。
会場?
そしてこちらでは当たり前のようですが、パンが硬い。
イタリア旅行が終わる頃にはパンの食べ過ぎて
顎が疲れてしまったのを覚えています…

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ホテルはSanta Lucia駅近くだったので、スタートはココから。
スカルツィ橋です。
昨晩歩いた暗い街とは印象が全く異なり、
これぞヴェネツィア!という景色が広がりまくります。

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細い道を通り、間を流れる川を渡り、
ちょっとした広場に出たかと思えば再び細い道に入り。
そんな探検のような散策を楽しみながら、
まずは目的地のサンマルコ広場に向かいました。
大まかな方向は街中に矢印の着いた標識があるので
ほぼ迷うことはありませんでした。

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名所の一つ、リアルト橋から。
まさに、まさにヴェネツィアです。
ディズニーシーに似てますが、本物です。

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アルベロベッロでも日本人観光客の方にあって
「奈良県から来ました」などとお話を聞きましたが
ヴェネツィアはさすがに大きな観光地。
アジア人を数多く見ました。
日本人もたくさんいたことでしょう。

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歩き続けることしばらく、目的地のサンマルコ広場に到着しました。
奥の方に、工事中だったのかなんなのか広告が貼られていたのが
なんだかちょっと興ざめでしたが、それにしても素晴らしい。
これだ!って感じの、思い描いていた以上の雰囲気がありました。

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あらかじめ調べていて、行きたいお店候補に入れていた
歴史のあるカフェ、FLORIAN。
ランチ後に行くことにしました。

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サンマルコ広場周辺をぐるぐる散策し、
ちょっとした広場にあったオープンカフェのような
ピッツェリアにてランチ。
…今回の旅行全ての中でも1、2を争うくらい
今イチだった食事。
ピザはかた過ぎでナイフで切っても切り離せず、
マカロニも微妙で、とにかくダメでした。
観光客相手のぼったくり店か…
唯一、ヴェネツィアの景色を見ながら食べられるのが
このお店の良いところでした。

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残念なランチでしたが、次は楽しみにしていた
カフェFLORIAN。
カフェを頼み、覚えたてのイタリア語で注文「コン・パンナ!」
別に生クリームが好きな訳じゃないんですが
言ってみたかったんですよね。
お味の方は、さすが老舗という感じ。
美味しかったです。
いや、グルメな舌を持ってないので細かいことは言えませんが。

サンマルコ広場沿いにあるので、店の中からは広場の様子が見えます。
もちろん音も聞こえてきます。
広場では演奏会のようなものも催されており、
その音も聞こえるなーと思っていながらマッタリとして
いざカフェを出ようと勘定をすると、会計に演奏代が。
一人6ユーロ。
いや、実はその情報は知っていたのですが
やはり実際にその場に行くと、値段の高さに驚いてしまいます。

ちなみにココでも使いましたが、
覚えておくと便利なイタリア語の一文。
「Dov'è il bagno?」(ドーベ イル バーニョ?)
トイレどこ?って意味です。
いやー、大切な言葉ですね。

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FLORIANを出て、次はサンマルコ広場にある鐘?のある塔は
展望台にもなっているとのことなので、上ってみることにしました。
エレベーターで上るのですが、一人7ユーロ。
いやー、観光はお金が掛かりますね。
それにしてもいい景色。
下から見るだけでは分からなかったのですが、屋根の色が全て一緒。
水平線が見え、近くには別の島。
そこを行き来する船。
サンマルコ広場を散策する観光客。
全てが新鮮な景色でした。

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展望台から下り、下からその塔を見る。
そんなに高い塔ではなさそうです。

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ヴェネツィアンガラスでできたもの。
美しい。
見てるだけで楽しめます。

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いろんなところにあった、ピザの電光掲示板。
可愛い。

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再びのリアルト橋。
相変わらず人がたくさん。

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名物のゴンドラ。
今回は乗りませんでしたが…
楽しそうでした。

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リアルト橋を横から。
素敵な形。

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ゴンドラに乗らなかった代わりに、水上バスの
「ヴァポレット」に乗ってみました。
一回いくら、ではなく、何十分か乗り放題でいくら、
見たいなシステムでした。
車が通れない本島内ではとても便利。
そして便利なだけでなく、水上を走るってのが
アトラクションのようでとても楽しい。
まるでディズニーシー。
いや、こっちが本物です。

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ホテル近くに戻ってきて、スカルツィ橋から
Santa Lucia駅に落ちる夕日を見ていました。
ヴェネツィア最後の夜がやってきます。

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夕焼けに染まる空を見ながら、
暗くなりつつある街を散策。
こんな素敵な街では、ポテチみたいなのをほおばるお姉さんも
絵になってしまいます。

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晩ご飯はこの日もどこかの川沿いのお店。
最初に景色の良さそうな川沿いの席に案内されたのですが
注文が終わり、しばらくすると
「やっぱりあっちに座って」みたいなことを言われて
川からちょっと離れた席に移動させられる。
注文した品数が少なかったからなのか、それとも差別的なやつ?
など妄想が広がりましたが、言葉がわからないので
確認のしようもないし、イカスミパスタ美味しかったしで
ちょっとしたシコリは残りましたが満足。

会計時に太っちょの店員からお腹を触られ、
「立派なお腹してるじゃねーかー(笑)」と言われ、
「いやいや、あんたも同じようなお腹してるって!(笑)」
などと言ってお腹を触り合うなど、やり取りをしたのは良い思い出。

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腹ごなしに、夜の街を再度散策。
異国情緒溢れる街を堪能しました。
夜のサンマルコ広場もとても良い。

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夜の散歩が終わり、ホテルまで帰ってきました。
ホテルがある通りはこんなに細い道。
しかもこんな暗さ。
一人だとちょっと怖ひ…

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次の日。
出発は昼過ぎ。
それまでの少ない時間を、再度散策にあてました。
何度歩いても面白い。
coopなんかもありました。

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ランチは駅近のピッツェリア。
おそらく「Ristorante Roma」。
ここのオープンデッキにてピザを食べました。
これが意外と美味しく、今回の旅行で一番美味しい
ピザだったのではないかと思います。

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今回はヴェネツィアからローマまで、ユーロスターにて。
電車に乗るまでに時間があったので、駅近くでジェラートを。
これが大正解で、めちゃめちゃ美味しいジェラートでした。
こちらも今回の旅行で一番美味しいジェラートでした。

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Santa Lucia駅に入り、よく分からないけれど電車を探し
乗り込み、適当に荷物を置いて
無事にヴェネツィアから出発することができました。

田舎の村、アルベロベッロから
バリバリの都会であり観光地のヴェネツィアに来て、
言葉の洗礼を受けたり、食事場所でのしきたりを感じたり
色々と「海外旅行」を強く感じるようになりましたが
とにかくそんなことを吹き飛ばすくらいの良い街でした。
ヴェネツィアという街を知ってから、とにかく来たいと思っていたので
願いが叶ったのも嬉しく、そしてあこがれの街は
本当に素晴らしい街だったので、大満足でした。
今回はムラーノ島などには行けなかったので、
またいつか来る機会ができることを願いつつ…
ローマの旅へと続くのでした。


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